air to the Antarctic

ドーム航空隊帰途へ 順調に氷床掘削(共同通信)

「ドームふじ」まで航空機を利用したという記事。アメリカは、以前から南極点にある「ナンセン・スコット基地」まで航空機を使って人、物を運んでおり、今回の日本の航空機利用には目新しいことはない。むしろ遅れているといえる。なぜ遅れているかといえば、予算が少ないからだろう。「しらせ」の更新さえ渋る日本は、このままだと南極での科学調査への貢献度は、下がり続けるだろう。「ドームふじ」での観測自体は画期的なことで、ここで得られたサンプルの解析には10年単位の時間がかかると思う。それくらい貴重な試料といえる。

航空機が使えるなら「しらせ」はいらないじゃんという議論にならないことを祈る。大量輸送には船は欠かせません。それに航空機では海洋観測ができない。南極周辺の海域は、いまだに海洋観測の空白地帯となっている。