2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

真保氏はやっぱり長編

「トライアル」真保裕一 (文春文庫)公営ギャンブルの勝負師たちを題材にした短編集。とはいっても、主人公の多くは一流の選手ではなく、なかなか芽が出ない中堅どころであり、30代から40代の男性に共感を得られそうなテーマが選ばれている。この小さい枠…

こういうのを待っていた

「山背郷(やませごう)」熊谷達也 (集英社文庫)これまでに読んだ「ウエンカムイの爪」「漂泊の牙」と比べて明らかに出来が良い。上記の作品が資料を調べて頭でっかちで書かれた作品であるのに比べ、この短編集は人の心をよく考え、登場人物になりきってその…

ある写真家の歩いてきた道

「ストロボ」真保裕一 (新潮文庫)五十歳の話である第五章から始まり、第一章の二十二歳に向けて時間を遡って行く。このスタイルの物語は、映画「メメント」で初めて見て、その後韓国映画「ペパーミント・キャンディー」でも取った手法だった。だから手法とし…

まだクラシック

数日前の日記でクラシックのストックが無くなると書いた。無くなったが、スーパーに行ったらクラシックを売っていたので6缶セットを三つほど購入。ということで年内はクラシック切れにはならないで済みそうだ。

東北を舞台にした野生と人の物語

「漂泊の牙」熊谷達也 (集英社文庫)第19回新田次郎文学賞を受賞した作品。宮城県鬼首(おにこうべ)で三つの殺人事件が起きた。これらの犯行は何者かによって交配されたオオカミ犬によるものとして処理され、解決されたかのように見えた。しかしこの結末に…

日々のビール

普段飲んでいるビールはサッポロ・クラシック。道外在住だけどときどきスーパーで売っているので買いだめします。そのストックが今日きれる。とりあえず冬物語で繋ごうかと思っている。冬物語の主原料も麦芽のみで米などは使われていません。ビール以外には…

自宅 PC の買い換え検討中

アップルのiMac G5欲しい!と表明します。自宅のiBookG3は3年ほど使ってHDDが一杯で入れたいデータも入れられない状態。USB1.0(1.1?)なので余った外付けHDDも使えず…。使えるといえば使えるけど。HDD の中身は、リッピングした音楽、デジカメ写真がほとんど…