諌早問題

諫早湾干拓事業一時中断 の続き。

農相が異議申し立て表明 諫早干拓工事差し止めで (北海道新聞)

農水省

工事は約95%進ちょくし、中止の必要性が乏しい

と主張しているようだ。

工事の進捗状況と中止の必要性の間には何の関係もない。必要無いのなら完成していても壊せばいい。アメリカのダムのように。

農水省が異議申し立て 諫早干拓工事差し止めで (共同通信 in Yahoo! News)

亀井善之農相は、

「事業の進め方に変わりはない。有明海の環境変化の科学的調査を行い、再生への道筋を明らかにしたい」と述べ、2006年度完成を目指す計画に変更がないことを強調した。

事業計画を変えるつもりは無いという結論が先にあり、その上で都合のいい科学的調査をするのだろう。事業自体に問題があるとはこれっぽっちも思っていないようだ。

農水省、諫早湾工事差し止め仮処分に異議申し立て (asahi.com)

異議申し立ての理由として、亀井農水相は(1)同様の仮処分申し立てを福岡地裁は1月に却下し、国の主張を認めている(2)漁業被害と干拓事業の因果関係を認める科学的根拠がない(3)差し止めを命じた工事は漁業権行使に何らの影響も与えない--とした。

漁業被害と干拓事業の間に因果関係がないことも明らかになっていないのでは?