漁業の未来

世界各地で漁獲されている主要な約440種のうち、28%は過剰に漁獲され、47%が限界ぎりぎり漁獲されている。

やはりこれからは「育てる漁業」か。

一方、WTO(世界貿易機関)において、漁業への政府の補助金についての話し合いが行われているそうだ。

日本提案は補助金を《1》資源の保存と持続的利用に役立つもの《2》適切な資源管理が行われている漁業へのもの《3》資源の悪化を促進する漁業活動を助長するもの−に分類し、禁止対象は《3》に限定すべきだと主張している。

上の記事のように、漁業資源が減少しているのは確かなようだ。とすればなんらかの対策を考えることが必要だとは、皆が思うであろう。環境保護団体の主張がどのようなものか知りたい。全く魚を取るなということではないだろうし。

国際自然保護連合(IUCN)のデビッド・シェパード保護地域事業部長が、環境省に送付した質問状でスケソウダラの産卵場所での漁業中止や、不要な一部ダムの撤去を求めていたことが明らかになった。

スケソウダラの漁業中止はすぐには無理だろうね。地元零細漁業者の仕事を奪うことになるだろうから。でもダムはいらんだろ、ダムは。例えばテッパンベツ川河口の堰堤は何のためにあるのかさっぱり理解不能。堰堤とか頭首工とか取水堰とかいろんな言い方があるけど、英語で言えば全部ダム。魚の溯上を妨げているのに変わりは無い。