電子投票は公正か

6州の計32人からは、候補者を確認する段階で、選んだのとは別の候補者が画面に現れたとの連絡があった。こうした報告は、フロリダ州民主党員から特に多かった。

負けた方が文句を言うのは当然なので、民主党員からの苦情が多いということは大して大きな意味はなさそう。

それより一番の問題はこれ。

物議を醸した電子投票機は米国民の投票を正確に記録したのだろうか? それは決して分からないだろう。紙の監査証跡がないため、精度を検証するために引き合わせて確認するものがないのだ。

いくら投票機メーカーがいいと言ったところで、客観的な評価が出来ないのでは議論にならない。

今年は投票者が多いと各所で報じられていたにもかかわらず、多くの投票所が投票者であふれかえり、投票するまでに3〜4時間、あるいはそれ以上待たされる人もいた。

これが大きな問題になっていないのがよくわからない。日本なら大問題になりそうだ。

フロリダ州テキサス州有権者からは、タッチスクリーン式投票機の画面設定に関する苦情が出た。スクリーン上で、いっぽうの候補者名のすぐ横を押すと、他の候補のチェックボックスにマークが付いたという。

続きの記事に期待。