知床にダムは必要か

石城座長はダムなどの河川工作物は▽河床低下▽河岸崩落▽水質の悪化▽ヘドロ堆積なども招いており、そ上が妨げられているサケ科魚類のために「魚道を造ればいいという問題ではない」と意見書で強く主張。しかし回答案では、ダムごとの環境影響調査すらうたっておらず、石城座長は「撤去は困難で魚道以外の対処方法に触れていないのは残念」と述べた。

結局役人は「自分達が一度作ったダムに間違いがあるはずがない」と思っているか、もしくは間違いだったと思っていても認めたくない、ということではないだろうか。いずれにせよこの結論は国際自然保護連合(IUCN)には受け入れられないのではないか。とすると知床は世界遺産には登録されないことになる。それは地元民はマイナスだと思ってるんじゃないのかな。引き続き経緯を観察したい。